マキタハンマードリル8800N
|
型としては6〜7年程まえのものだと思いますが、ハンドルの部分にかなり強い力を加えてしまい
折れてしまったそうです。(通常の使用ではハンドルが折れることはまずありませんので安心して
ください^^。 |
破損状況
|
|
|
|
|
ハンドル部分は2つの部分でスイッチ部品、コード等を挟み込むようにビスで固定されています。今回はその片方が完全にわれてしまっているので交換しなければなりませんが、もう片方は大丈夫みたいです。 |
コードも切断されてしまってます。黒いコードのなかに赤、白、緑の3本の線が通っていますが通常は緑がアース線です。今回は白が完全に切断されてしまっているのでこれでは電気はながれません;; |
修理
|
いよいよ修理に入ります。今回お客様はハンドル部分の破損ということで修理依頼をされましたが、果たして本体は(モーターなど)大丈夫なのかという点が肝心です。いくらハンドルが元に戻っても本体が壊れていて使えなければ修理する意味がないのでまずはそれを確認しなければなりません。 |
|
|
電源が本体に伝わった時に動くかどうかが
知りたいので、切れていたコードを仮につないで電源を入れスイッチを入れてみましたが動きません。
この時点で考えられるのは次の2点
@別な部分のコードが切れている
Aスイッチ部品の故障
そこでテスターを使ってスイッチまで電気が流れているかを調べたところ線はつながっていたのでスイッチの故障が判明しました。
スイッチをはずし配線をつないで動作確認をしてみます
|
|
|
|
|
スイッチをはずして配線をつないだ結果
本体は問題なく動いたので
○ハンドル
○スイッチ
○コード
の修理の見積もりをだしてお客様にご連絡。
修理をするかどうかの最終判断をしてもらいます。
ここが判断の難しいところですが、目安として
修理金額が本体価格の1/3前後の時は
修理をおすすめするようにはしています。
そのときの状況にもよりますが、
ある部分が故障した時はその他の部分も
弱くなっているケースがあるので場合によっては
新しいものに買い換えるほうが良いケースもあるのです
今回のケースは部品代(ハンドル、スイッチ、
コードカバー)と工賃でおよそ5〜6千円の修理代金なので修理をしても良いかと思われます
|
修理の許可をいただきいざ修理
|
|
今回必要になる部品の一部 |
|
まずはベースになるハンドルを交換 |
|
配線をつなぐために圧着端子を取り付け
ハンドプレスで圧着(写真左)
コードを取り付ける(写真右) |
|
スイッチを取り付ける |
|
ハンドルのカバーをとりつける |
|
修理完了。
最後に動作確認をして
お客様に引渡し。 |